私が飲んだ ボルドーーワインの 独断の コメントです。
74,Lafate
ラフィット 74
   オレンジがかった淡いルビー色。 香りは穏やかだが、抜栓して2時間経つと様々な香りが顔を出す。  ドライチェリーやいちじく、土、きのこ・・そしてそれらを優しく包み込むミネラルの香り。  口に含むと、繊細だが、しっとりとした深みのある味わいが美しい。 滑らかなタンニンと酸が甘やかな果実味に溶け込み、スッキリとした余韻へとつながっていく。
 不作の年ですが、さすがラフィットですね。美味しいです。
74, Lynch Beags
全体的にやや茶のかかったルビー色。色調は淡い。外観から、柔らかさが感じられる。香りはみずみずしい赤い小さなフルーツドロップを思い浮かばせる。やや赤鉄のような香りも。 グラスを回すと白いキノコが立ち上り、ミネラル感をより一層強く感じる。 味わいはアルコールの良く乗った印象を受ける。タンニンはやや粗さも見受けられるが なめらかでビロードのように舌の上を転がっていく酸が良くのっているが”酸っぱい”と感じるようなものではなく ’74という年を支えた酸。タンニンは柔らかな果実味に覆われていて非常にエレガント。余韻にこれからもう一開きしそうな予感を感じさせる芯のあるタンニンを確認しながら、 ほんのりフランボワーズのコンフィチュールやアールグレーのような味わいと香りが楽しいワイン。    01/06
74,Ch Figeac
当店で1974年のワイン会を 行いました。   特に良かったのは St-Emilionの Ch Figeacオレンジを帯びた淡い色調  香りは穏やかですが
 乾燥いちじく湿った土 キノコ等複雑な印象   味わいとして 口当たりに
果実の甘味があり 酸は優しく初め気になったタンニンも時間と供に
 しっとりと舌にのってきました 余韻の広がりは 中程度です  
74年は不作の年と言われていますが やはり特別な日に飲みたいですね
                                  01/09
58,Ch Pichon
この、ピション・ラランドの エチケットは 今のとは 違います
昔のラベルは こんなのだったと 思いをはせながら 40年以前の 
元気な古酒を 楽しんで見ました、さすが44年 経つと 枯れた色合いと
ボルドーにはしては 酸が出てきています 一言でいえば 
色合いはボルドー 味わいは ブルゴーニュですね。
 ここの処 古酒を 味わうことが多かったのですが 保管の状態が良いと
ヴィンテージより 若く 元気なワインに多く 巡り会えます。
                                 01/10
82,Petit Village
色調は、エッジに5mmほどオレンジのニュアンスが入った黒みがかった深い赤。粘性もしっかりしていて、色を見ている傍から様々な香りが感じ取れる。ふわふわっとくすぐったい色々な種類の赤い実をポートワインでコトコトと煮ているような香り。 少しグラスを揺らしてみるとタール、ヨード、プラム、カシスの熟したもの、さらに香っていくと動物臭が出てきて、非常に官能的な香りになってくる。味わいはしっかりと、きめ細かく整ったタンニンが中心。カシスやフランボワーズをコンフィチュールにした味わいで、カカオの印象もある。  酸が綺麗で、タンニンの押してくる感じをチャーミングにまとめている。余韻はコーヒーのような味わいが感じられ同時にバニラの甘さも長く残る。このワインの安定した品質は、流石!と言いたくなりますね。 タンニンの強い感じがお好きな方には是非お薦めしたいです。
83,Las Cases
ラス・カーズ 83
 若干オレンジの色合いが見られる濃いルビー色。
勢いのある香り。 新樽からくるバニラの香りと、熟した黒系果実の香りとの
バランスがとてもいい。  口に含むと、まずは凝縮した果実味を感じる。
その後華やかな酸、そしてタンニンはしっかりしているが、決して突出せずにワイン
の豊かな厚みと調和をなしている。 余韻も長く素晴らしい。
 83年は今、本当においしく飲めますね。
83,Cos dEstoyrnel
’83 コス・ディストゥネル
83は 普通の良い年のせいか 色、香りとも 古酒の仲間入り一歩手前と
言う感じですが さすが コスですね 色も濃いいし 
香りもカシスのピューレを 嗅いでいるみたいで エッジに レンカ色が入り
しっかりとした 濃いい味わい タンニンも まだまだ 元気 美味しいです。 
95,Bellegrave
ベル・グラーブ 96      
 メルロ種が主体。非常に濃いルビー色。プラムやブラック
チェリーの黒系果実の濃厚な香りが主体。グラスを回すと杉やグリーンペッパーの爽やかな青い香りが加わります。    口に含むと香りからのイメージ通り、熟した果実味をギュッと感じます。中盤から少し若めのタンニンが味わいをひきしめ、余韻も長いです。         インパクトがある渋さではないけれど、徐々に増していくコクのある味わいが魅力的なワインです。
70,Haut Berron
オーベルノン 70    
   サンテミリオンの衛星地区Puisseguin-St-Emilionのワイ
ン。このワインは年を重ね、とても優しくなっていました。  外観のオレンジの色合いから十分に熟成感がうかがえ、香りは赤い果実のコンフィ香、フワリと控えめに漂います。  そして熟成を経た柔らかな果実味と、ボディーに溶け込んだ細かくなめらかなタンニンとがエレガントな味わいを奏でます。       
 “疲れた身体をそっと癒してくれる”そんなワインです
90,Calon Segur
 カロン・セギュールは、バレンタインデーのワインとして 有名ですが
オー・メドックの北の産地から セギュール侯爵が 愛してやまなかったという
屋敷中 ハートで埋め付くされた シャトーが有ります。
 近年のグレートヴンテージの 90年は 深い色合いと くすんだ香り 果実味たっぷりで  まだ 味わうには 少し早かったかなーとも 思いました。
 5年後に もう一度 ゆっくり味わってみたいです。    02/01
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ビストロ ボルドー
渋谷区渋谷 1-15-16 

 
03-3400-5949