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田中 雅子
  ソムリエール日記 
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勝手に、コメント
 
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  ボルドーワイン委員会

      きままな・ブログ pinot noir
やっぱ、フランスワインでしょ bia 気に入ったワイン 美味しかった事を書いてます。
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’06.1.23 1985 CHAMBOLLE MUSIGNY 1er CRU LA COMBE D'ORVEAU (Domaine Taupenot-Merme)
色は芯にガーネットの残るピンクオレンジがかった色合い。
開栓した当初は野いちごやフランボワーズのコンフィチュールが圧倒的。
Chambolleらしいかわいらしい赤い果実がサスガ!
酸は穏やかでタンニンはきめ細かく繊細。
ノワゼットなどの香ばしい木の実の印象、白いキノコを感じ、2時間後には
石灰質のミネラルとスパイシーさが出てくる。白胡椒、ジュニパーベリーを思わせる。
2005.12.06  Romanee-CONTI 2002 ロマネ・コンティ
色調は芯に暗さのあるガーネット。香りはおだやか、カシス、ザクロの良く熟したもの、
くぐもった黒い土。薔薇の蕾みを思わせる華やかさもある。味わいは糖度の高い果実から
もたらされるボリュームとねっとりと纏わりつくようなタンニン、心地よい酸が絶妙なバランス。
その後に群を抜く余韻とフィネスが存在する。ピュアでありながら複雑性を持ち、
将来楽しみな出来である。
2005.06.01 Clos do Vougeot (ジャン・グリヴォ)
果実味たっぷり、でもクロ・ブジョにしては濃さが足りないかな
丸みが出たから そう感じるのか タニックさが・・・
 でも、するする飲めて美味しいワインですね 
ジャングリボーは90%除梗、だから青臭さとか えぐみとかが無くて
これが 嫌みのない美味しさ この、ドメーヌの特徴ですね
2005.04.26 Chapelle-Chambertin  1995年 ルイトラペ      \19000
 エッジは薄いピンクがかかったオレンジ色 中心はオレンジ色がかった赤色
樽香、赤い花、濃い野生のベリーの香り 口に含むと、酸味とアルコール感が始めに
感じられ 飲みほすと適度なタンニンと程々の酸がここち良い グランクリュらしく主張の強い
美味しいワインです うさぎのクレピーノ包み、稚鮎のフリットとの相性が抜群でした  舞
2005.04.26 Pinot Blanc  1999年  ショフイット             \4700
 色調は淡い薄黄色 パッションフルーツ等のフルーティな香がします
口に含むと少々の酸と甘みが感じられ 豊かなコクが有る白ワインです
ホワイトアスパラ、そら豆のフラン、シーフードのテリーヌ等の料理との相性が良かったです

                                                    舞
中武優子が ワインがもっと楽しくなれるサイトWINE21に紹介されました 覗いてみて下さい。
    http://www.wine21.ne.jp/Sommeliere/525/525.html  ←をクリックしてください
当店のソムリエール 中武優子が 2003年
秋のおすすめワインの解説等をしています。
 女性ソムリエに聞くワイン入門
上記を クリックの上 ご覧下さい。
   
 
女性ソムリエに聞くワイン入門
1. ブドウで世界をたどる、ワインの旅
2. 時を重ねて熟成する自分とワイン
3. お酒を選ぶプロセスを楽しもう
4.ちょっと教えて。ワインQ&A
5. お店情報
ソムリエおすすめ厳選“秋のワイン6本”
秋の味覚にあわせて
ボルドー、ブルゴーニュ、ローヌ、シャンパーニュ、アルザスから厳選された秋のワインを料理とともに楽しむために。

中武優子(なかたけ ゆうこ)
渋谷ビストロボルドーにソムリエとして勤務。
日本ソムリエ協会・認定ソムリエ。

ブドウで世界をたどる、ワインの旅

ワインは決して難しいものではありません。ラベルなどの文字の情報は後回しにして、感覚的に楽しむ方がおもしろいと思います。ただ単にアルコールとして飲むのではなく、少しグラスに気持ちを向けてみてください。それだけで「色」「香り」「味」の違いに気づくはずです。
ワインに親しむきっかけとして私がおすすめしているのは、ブドウの品種に着目すること。たとえば赤ワインならカベルネ・ソービニヨンやメルロ、ピノ・ノワール、白ならシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランなどの品種が使われます。同じ品種のブドウでも、地域、国が変われば味わいはまったく違います。たとえば「ボルドーのカベルネ・ソービニヨン種を飲んだから、今度はカリフォルニアのカベルネ・ソービニヨン種を飲んでみよう」など、遊び心を持って世界各国を旅するようにワインを楽しんではいかがでしょう。
そのときにはぜひ地図を横に置いて飲んでみてください。漠然とボルドーを飲むよりも「パリのちょっと南、このあたりだな」と、美しいブドウ畑を思い描きながら飲む味わいは、そこへ行ったような気分にさせてくれます。

時を重ねて熟成する自分とワイン

ワインの魅力はなんといってもバリエーションが豊富なこと。種類だけでなく、ワインには1本として同じものはないのです。ワインは空気に触れると味わいや香りが変化します。私がワインに魅せられたのも、栓を開けてから飲み終わるまで、時間の経過とともに変化する、そんなドラマティックなところに惹かれたからなのです。
ワインは熟成によって変化する生きものです。瓶詰め後に味わいが変化する性質は、ほかのお酒にはない大きな特徴です。たとえば1990年のワインを、市場に出始めた直後に飲むのと、いま飲むのと、さらに10年後に飲むのでは、まったく違う味わいのワインになっています。
そうなると、気になるのが自分の生まれ年のワイン“バースデー・ビンテージ”ではないでしょうか。自分の、もしくは子供の成長の変化を、ワインの熟成の変化とともに味わえたらとても素敵なことですね。バースデー・ビンテージを探すときは、古いワインを扱うリカーショップや、レストランのソムリエに相談するといいでしょう。銘柄を指定するよりも、予算と味の好みを伝えた方が、手に入りやすいと思います。

ソムリエとの会話でお酒を選ぶプロセスを楽しもう。

レストランでワイン選びに迷ったら、ぜひ私たちに声をかけてください。まず予算を、そして何よりもどんなワインが飲みたいのかを伝えてください。白なら「さわやかな」「コクがある」、赤なら「フルーティーな」「しっかりと渋味の強いもの」など定番の言葉はありますが、もっと抽象的でも構わないのです。先日も「元気が出るワインが飲みたい!」という注文を受け、その日の気分や体調など、いろいろなやりとりを楽しみながら選びました。
ワインをおいしく飲むために、聞いたらおかしい、言ったら恥ずかしいことなどありません。むしろ私たちはどんな質問が飛び出すか、お客さまとのコミュニケーションにわくわくしています。またそうした雰囲気をつくることも、ソムリエの役目だと心に留めています。
ワインは選ぶまでのプロセスも魅力の一つ。素敵なワインと出会うためにも、あわてず、妥協せず、楽しみながら選んでほしいですね。1本のワインがお客さまに幸せなひとときを与えたとき。それこそがソムリエ冥利につきる瞬間です。

ちょっと教えて。ワインQ&A

「テイスティング後にワインを変えられる?」
テイスティングはワインの品質を確認するものです。コルクの状態が悪くカビくさい場合など、品質に問題がある場合に、同じワインで開け直します。お客さまの好みで変更するときは、はじめに開けたワインの代金も請求されます。

「アルコールに弱いのですが。」
お酒があまり強くない人同士で飲むときは無理に1本を注文せず、グラスワインが豊富にあるお店を選ぶといいですね。いろいろな種類のワインが飲みたいときにもおすすめです。

「ワインが残ってしまった。保存するには?」
ワインの酸化防止に窒素の缶スプレーが市販されています。オリーブオイルにも使えるので便利ですよ。保存期間はワインにもよりますが3日間を目安に。

「白には魚、赤には肉。これって定義がある?」
素材だけで分けるのではなく調理法やソースにも着目して、さっぱりした味わいの料理なら白、濃厚な味わいなら赤が合うと感じます。しかしそれもあくまで目安。あまり定義にはこだわらず、自分の好みを優先するのが一番おいしい方法です。
 2003. 3. 30. Riesling Alsace G Cru Hengst Cuvee de la St-martin  JOSMEYER
  春になると飲みたくなるアルザスのリースリング。今日はその中でもヘングストという特級畑の90年を開けてみました。   初めは香り味わいとも弱く、固く閉ざしている状態。こちらから歩み寄らないと その個性に気付けない程。少し放っておくと・・ようやく主張してきました。 前に出ているのは、蜂蜜や熟した桃の香り。その中からリースリングらしい柑橘類の酸を思わせる香りと、上品なぺトロール香が香ってくる。 アタックから複雑で、厚みのある果実味を 酸や豊かなミネラルが囲っている印象。とてもメリハリのある味わいです。 13年を経た白ワインとは思えない生き生きとした酸味に魅了され、  リースリングの偉大さを再確認しました。          
2003.2.16. Ch Haut Brion 1993
そろそろ飲み頃に入ってきたのでは・・と思ってオーブリオンの93年を開けてみました。 ドライになりかけた赤系果実の香りが、トリュフなどの熟成香と調和してグラスの中から立ち上ってくる。 きれいに熟成をし始めた段階の 華やかさと落ち着きさを兼ね備えた香り。 口に含むと果実のふくよかさが広がって、とても温かい印象。  後半から まだ少し固いと感じるタンニンが出てくる。 良い年のオーブリオンに比べるとややボディは細めだが、 アフターは長く続いて・・ 今飲んで 素直に美味しいと思えるワイン。
2003.2.1 Ch Pichon Longueville Comtesse de Lalande 1994
黒味の多い濃いめのルビー色。 香りの第一印象はタル香を感じ閉じている様子。徐々にカシスジャムやバラ、スパイシーさが加わり、甘やかに華やかになっていく。アタックのボリューム感は強く、果実味と酸、タンニンとがバランス良く存在している。 それぞれの要素はまだ若く力強さを感じるが、全体としてまろやかな印象が口の中に残る。アフターも長い。 94年は天候が不安定だったためシャトーによってばらつきがあるが、このワインはレベルが高いと思う。気品のあるピション・ラランドのスタイルを堪能できる。
2003.1.26 Batard‐Montrachet 1992   Domaine Leflaive
 輝きのある濃いイエロー。抜栓して2時間経つと強い芳香が立ち上る。とても濃厚な香りで、バター、木の実、ハチミツ、アプリコット・・と複雑。思わず飲むのをためらって、まずは香りを十分に堪能してしまう。 そして口に含むとさらに魅了される。やはり濃厚で豊かな果実味が口中に広がる。アルコールのボリューム感がとても高いが、きれいな酸と調和して味わいにめりはりがある。口の中に長く存在感が残っていく。 心を奪われる鮮やかなつくりで、とても感動したワイン。
2002.8.19.  Chambolle Musigny Les Sentiers’99  Domaine Herve Sigaut
  紫色が残る若々しいルビー色。 香りは華やかで、フレッシュな甘い苺や
ラズベリーの果実香が主役。 そしてミネラル、生肉、スパイス と若いながら
複雑で潜在能力の高さをうかがえます。 口に含むと、99年らしくぎゅっと詰まった果実の甘みが広がります。  ブルゴーニュの99年は、若くして美味しく飲めてしまう偉大な年。 きっとこの豊かな果実味のためだと思います。  しかし、タンニンには まだまだ固さがあるので、熟成すればさらに花開くのでしょう。  今から将来が楽しみな年です。 このワインは、余韻も長く綺麗で シャンボールの魅力を堪能できます。
2002.8.11.   Ch Climens ’94
 今日は赤ワインを飲み終わった後に、甘口のソーテルヌを開けて、
食後の余韻を楽しみました。少し濃いめの輝きのあるイエロー。 アンズ、パイナップル、蜂蜜といった香りに、貴腐らしいスパイシー香が調和する。 時間とともに
オークのヴァニラの香りが全体を包んでいきます。   味わいはややねっとりとした甘みに 柔らかな酸味が伴って、後半からスパイシーさも加わります。  クリマンとしてはスッキリとした印象でしたが、暑い日だったので、これくらいの甘さが心地良く感じられました。
2002/06/06  ヴィネスポ会場にて
フィリップ・ブランク
Yoko-Nakatake
2002/05/30 Ch Gazin'81
エッジはオレンジの色合いで、深みのあるルビー色。香りのひろがりはやや弱いが、品の良い熟成香が出ている。ダージリンの紅茶や枯れ葉、それにあま〜いドライフルーツのフランボワーズやブルーベリーといった香り。少しなめし革の動物臭もあります。 口あたりは、とても滑らか。初めにしっとりとした甘みが広がって、次にタンニンを感じる。タンニンは量的には多い方なのだが、きめ細やかで、“ビロードのよう”という表現がピッタリです。そしてワインを飲みこんだ後には、フランボワーズのコンフィチュールの味わいが口の中に甘やかに残って、何だか優しい気持ちになれるワインです。
2002/05/15  Chambertin’97   Domaine Pierre Damoy
 今月の当店のワイン会は、お楽しみ頂けたでしょうか?  メインのシャンベルタン、美味しかったですね! かなり濃い色合い。エッジは紫で若々しい。香りは熟した苺、アメリカンチェリー、少し黒砂糖のニュアンスも。 そしてスパイシーな香りが
シャンベルタンらしい。 口に含むと、アタックの強さに驚く。アルコール
のボリュームが ふわーっと体の中へと広がっていく。 香りと同じ熟した苺の果実味と、多めのタンニン。長いアフター。 深くて強い味わいです。 今飲んでも感激できるけれど、あと5年くらい待つと・・ こなれてさらに良くなっているでしょう!
2002/05/13  Chateau de Beaucastel Chateauneuf du Pape '1980
ボーカステルは私の大好きなワイン。パプで認められている13品種全てを栽培している作り手です。エッジはオレンジの色合いだが、80年?とは思えない色素の多さを感じる。 香りはなめし革の動物香の力強さと、干しプラムの甘やかさ・・品良く調和して漂ってくる。そして飲んでみてボーカステルが強いワインなのだと改めて実感! アルコールや果実の暖かみ、味わいの後半を占める腰のあるタンニンなど複雑ながら、それぞれの品種の個性をきれいに感じ取ることができる。
 ボーカステルは若いうちよりも、せめて10年以上経ってからの方が
ホントの魅力有るワインに、出会えますね。
2002/03/18  Chateauneuf-de-Pape Vendanges du Roy 1980
エッジ5ミリにオレンジの色調がある やや深みのあるルビー色。香りはトップから開きがあり、とても華やか。 ドライにした薔薇の花・いちじく、オレンジピール、アールグレーといった熟成香。さらに空気に触れると、土っぽさやスパイス香も出てきて、
様々な香りが楽しめる。 口に含むと、熟成を経た果実の旨みが広がる。
そして酸が控えめなので、はじめは柔らかな印象なのだが・・後半から
まだ健在なスパイスのアロマが出てくると味わいがひきしまる。アフターには苺のドロップをなめた後の 様な甘やかさがある。
これは20年間、樽に入っていたというおもしろいワインです。
    
2001/12/15   Ch Bellegrave  1996年
 XmasおすすめワインNO.2 メルロ種が主体。ボルドーのポムロールから
非常に濃いルビー色。プラムやブラックチェリーの黒系果実の濃厚な香りが主体。グラスを回すと、杉やグリーンペッパーの青い香りがして複雑になります。口に含むと香りからのイメージ通り、熟した果実味をギュッと感じます。中盤から少し若めのタンニンが味わいをひきしめ、余韻も長いです。インパクトがある渋さではないけれど、徐々に増すコクのある味わいが魅力的です。 クリスマスにゆっくり時間をかけながら、香りや味わいの変化を楽しんでみてはいかがですか?
2001/12/10  Crozes-Hermitage“Les Meysonniers”1998年
Xmasおすすめワイン    もう少しでクリスマス!ということで、当店のリストからお薦めのワインを紹介したいと思います。ローヌ地方のChapoutierが造るCrozes-Hermitage“Les Meysonniers”1998 紫がかった濃いルビーの色調。
シラー種の特徴である黒胡椒の香りが主体。それにフレッシュなブルーベリーやカシスの華やかな果実香、リコリスそして少し動物的なニュアンス・・がバランスよく香ります。口に含むとまず果実の甘みがあり、その後スッキリとした上品な酸味、少し苦みを伴うタンニンとが順に現われて、スパイシーさと調和します。Crozes-HermitageはHermitageと比較してボリューム感はコンパクトですが、その分お値段はお手頃なので、良い作り手のを選ぶといいですよ。当店のクリスマスディナーの蝦夷鹿のポワレとも相性がピッタリ!です。
2001/12/10  Hospices de Beaune1985 Meursault-Genevrieres
Hospices de Beaune1985 Meursault-Genevrieres Cuvee Baudot
“Hospice”と、いうワイン名どおり“病院”が関連しているワイン。毎年11月の第3日曜日に 競売会が行われて、樽ごと落札されたワインの収益金がボーヌの市立病院の運営に充てられています。 外観は黄金色。トップにヘーゼルナッツやアプリコットの香り。徐々に蜂蜜やハードタイプのチーズの香りが加わり、複雑です。味わいの第一印象はとてもマイルド。まろやかな甘味の中に酸味がきれいに溶け込み、口中に広がります。そしてアフターにカフェオレ的なほろ苦みが長く残ります。 これは今、飲み頃!ですね。年を重ねた白ワインの魅力に出会えた1本でした。
2001/11/25  Beaujolais Nouveau Domaine Leroy
皆様、今年のボージョレ・ヌーボーはいかがでしたか?私は今日ドメーヌルロワのヌーボーを飲みました。 輝きのある若々しいピンクの色合い。香りはとても元気です。混じり気のないフレッシュな果実香がグラスからあふれ出ます。イチゴ・スミレの花・少し黒砂糖の香りもあります。口あたりはスムーズ。“爽やかな酸味をもつ苺”を食べた時のような味わいが口中に広がり、スッキリとした余韻へとつながります。タンニンは控えめです。 ちなみに私は苺をおつまみに飲んだのですが、これがまた意外なほどよく合いました。
2001/08/10 Pommard Grands Epenots'85   Domaine Michel Gaunoux
オレンジ色がかった深みのあるしっとりとしたルビー色。 香りはややクローズしている印象。 しかしすぐに濃縮したプラムの甘い香りがたちこめ、 果実香主体。 それに控え目ながら紅茶・湿った土・なめし革といった熟成香が加わり、ややメタリックな香りもあります。 口に含むと16年経っているとは思えないくらいの十分な果実味。中盤からポマールらしいしっかりとしたタンニンを感じ、それに見合った酸味がバランスよく存在します。 余韻も長いです。
もっと複雑味の増す5ー10年後にもう一度味わいたいです。 でも入手困難なこのワインが果たしてその頃まで残っていてくれるか・・心配です。
2001/07/07  ドメーヌ ノエラのエシェゾー1994                   
大谷町のワイン蔵
  栃木県の大谷町に行ってきました。この町には大谷石の採掘後を利用したワイン蔵があり、当店の数種類のワインもここで熟成させています。中に入るとひんやりとしていて、肌寒いくらい。まさに天然のワインセラー!といった感じです。  今日はその中で熟成を経たドメーヌ ノエラのエシェゾー1994 です。エッジにうっすらオレンジ色を帯びた深みのあるルビー色。
生肉を思わせる動物的なニュアンスを伴った、いちじくのコンポート香。 口に含んだ瞬間、濃厚な果実味があるが、全体的にはまだ酸味と苦・渋味が硬い印象です。 これら全てが溶け合ってきそうな4ー5年後まで、この天然セラーで眠らせておくのがよさそうですね。
2001/07/1  Santiago Ruiz 1997 Rias Baixas
 今日はスペインのリアス・バイシャスの白ワインを飲みました。 色合いは輝きのある黄金色。 香りは華やかで勢いがあります。 洋梨のコンポートやトロピカルフルーツ系の香りが中心で、空気に触れさせるとナッツ香も加わります。 口に含むとジューシーで、果実味豊かな印象。 その中に生き生きとした酸味と、余韻に残る香ばしいフレーバーとがバランスよく存在しています。 これはアルバリーニョというブドウが主体のワインで、リアス・バイシャスではさかんに栽培されている品種です。 たまに馴染みの少ないワインに触れてみるのも新鮮で、楽しいです。
2001/05/04 Chambolle-Musigny   Derrieres le Grange 1989  Louis REMY
 今日は、優しいが決してそれだけで無く 1本筋の入ったワインに出会いました   ルイ・レミのシャンボール・ミューズニー1erです  輝きのある淡いルビー色。香りの第一印象はとても穏やか しかし時間が経つと驚く程勢いが増します。 フランボワーズのコンフィ香と伴に 鞣し革の香りがあります 口当たりはスムーズ やや酸味が目立つのは89年かな・・  全ての要素が繊細で優しい味わい  余韻は長めです そして 時間の経過と伴に 酸が落ちつき エレガントだがしっかりとしたタンニンが 出てきて作り手の良さを感じることが 出来ました。
2001/05/01  Ch Ducru Beaucaillou  1975
 今日は75年のデュクリュ・ボーガィユを飲みました オレンジ色を帯びた濃い色合い乾燥いちぢく香にキノコや腐葉土の熟成香が絡み合って 味わいに期待を抱かせる香りです、口に含むとしっとりとした甘味と旨味が広がり  まだまだ果実味が残っています 中盤からはしっかりとしたタンニンがありました、 只、余韻にそのタンニンが苦みとして残り、全体のバランスが少々崩れてしまうのが残念。
 先日のワイン会で飲んだ 74年の物と比べると 75年物はヴィンテージの良さを   実感させられました。    (在るフレンチの店で飲んだので、そこのソムリエさんにはがしてもらいましたが 金色が多い為 綺麗に剥がせませんでした)
2001/04/13  Morey Saint Denis  1erCru Les Monts Luisants  1998
 フランスのソムリエ連合会 会長ペルチュイゼ氏のセミナーで 試飲
したワインです  紫を帯びた、やや深みのあるルビー色。 香りは
ブルーベリーやカシスの熟した 果実香主体 カカオやバニラの 
フレーバーもあります。 口当たりはミルキーで やはり果実味豊か
タンニンもシッカリしているが まだまだ固い印象です。余韻は長めで
ビターチョコレートのアロマがあります やはり98年は良い年ですね
 飲み頃になりそうな4−5年後が楽しみです 今回の実験では
抜栓2時間後より 1日経ったくらいの方が美味しく感じられました。
2001年04月11日   Bordeauxに於いて
 味覚を磨くワイン会から
 当店で1974年のワイン会を 行いました。  私のバースディ 
ヴィテージです。  特に良かったのは St-Emilionの Ch Figeac
オレンジを帯びた 淡い色調  香りは穏やかですが 乾燥いちじく
湿った土 キノコ等複雑な印象    味わいとして 口当たりに
果実の甘味があり 酸は優しく初め気になったタンニンも時間と供に
 しっとりと舌にのってきました 余韻の広がりは 中程度です  
74年は不作の年と言われていますが 自分のヴインテージは 
    やはり特別な日に飲みたいですね
 2001年04月09日     シュヴァリエにて
ダルヴイオ夫妻 歓迎パーティー
ダルヴイオ夫妻が初来日しパーティーに行ってきました 夫妻とも
穏やかな人柄で直接お話をお聞きしてみると ムルソーは畑ばかりで田舎ですが 今度ぜひいらして下さいと おっしゃってくださいました。
 さて、今日の試飲した中で特に気に入った物は 1996年の Bourgogne Blane 洋梨 白い花の蜜の甘い香りと 樽のフレーバーが重なり合った香味  口当たりは 柔らかでスマートな果実味と 樽の風味とのバランスが綺麗でした  休日のランチに気軽に飲みたくなるようなワインです。   ただ 残念なことに このワインは
 シャサーニュ・モンラッシエの1級畑の下の小さな畑で作られていて 年間3000-3500本しか生産されていませんとの事で 日本には入ってくる量はごくわずかなので